所蔵 金沢大学資料館
第四高等学校物理実験機器 フーコー氏電流発生器
- 公開状況
- 常設展示なし
- 時代
- 購入 : 1907(明治40)年5月8日
- 形態・種別
- 機器
- 地域
- 製造地 : ドイツ,ケムニッツ
第四高等学校で使用されていた教育実験用機器の一つです。本資料は,フーコー氏電流発生器で,「電磁気学」の「誘導電流」に関する教育に使用されていました。コイルに直流電流(6ボルト,12アンペア)を通して強い電磁石とすると,銅の円盤に渦電流が発生します。これは発見者であるフーコー(Jean Bernard Léon Foucault)にちなみ,フーコー電流と呼ばれています。銅円盤をハンドルで回転すると次第に重くなり,ブレーキが懸かった状態になります。円盤内の電流は検流計で検出されます。さらに円盤にはジュール熱が発生して温度が上がります。本資料は,1876年にドイツ・ケムニッツで設立された理化学器械メーカーMAX KOHLの製品です。
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金沢城からの大学キャンパス移転に際して、前身校から伝わる貴重な資料を長く保存・利用するため、1989(平成元)年に設置されました。
美しい形状の物理実験機器や、100年前のキノコの姿を今も観察できるキノコムラージュ標本などかつての教材が、現代では見て楽しい博物資料となって当館に収蔵されています。
100年前の医学生の勤勉ぶりがわかる時間割表などの文書資料、キャンパス内で発掘された考古資料も数多く保管しています。
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