所蔵 羽咋市歴史民俗資料館
柳田シャコデ廃寺出土 軒丸瓦
- 公開状況
- 常設展示なし
- 時代
- 8世紀初頭
- 形態・種別
- 考古資料
- 地域
- 石川県羽咋市
日本で最初に本格的な伽藍をもつ寺院が建てられたのは,6世紀末ごろの創建とされる奈良の飛鳥寺で,古墳時代後期の終わりにあたります。古墳づくりは,飛鳥時代の7世紀に入っても続けられますが,仏教を重視する国家づくりが進むなかで,時代と地域を象徴するモニュメントは,古墳から寺院へと変化していきます。
古代国家建設が進むなか,地方へも寺院づくりが広がっていきます。羽咋では,8世紀初頭の創建とされる「柳田シャコデ廃寺」という古代寺院跡の遺跡があり,塔が建っていた礎石の跡や屋根瓦が見つかっています。この調査成果は,古墳時代を終えて,古代の羽咋にも仏教が伝わり,仏塔を備えた寺院伽藍の存在を伝えています。
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1983(昭和58)年に開館した、郷土資料館タイプの博物館です。羽咋市の歴史と文化を伝える資料(考古資料、歴史資料、民具資料など)を収集し、保存、調査研究、展示公開しています。1階の民具展示室では、羽咋の昔の暮らしの道具(民具資料)を解説しています。2階の歴史展示室では、国指定史跡吉崎次場遺跡と寺家遺跡を中心に、遺跡からの貴重な出土品を展示しているほか、古文書史料などの歴史資料も展示しています。勾玉づくりや火起こし体験などの古代体験講座やイベントも開催しています。気軽に立ち寄り、羽咋の歴史に触れてみてください。
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