所蔵 羽咋市歴史民俗資料館

寺家遺跡出土 墨書土器「神」

公開状況
展示中
時代
奈良・平安時代
形態・種別
考古資料
地域
石川県羽咋市

羽咋市寺家町・柳田町の寺家遺跡は,奈良・平安時代の銅鏡や勾玉,三彩陶器などの貴重な祭祀具が豊富に出土し,「神」「宮」などの文字が書かれた土器や神社関連施設あとも多数発見され,古代神社とその神まつりを考古学的に知ることができる重要遺跡として国の史跡に指定されています。近くに鎮座する能登一宮気多大社と深く関わる遺跡であり,748(天平20)年に大伴家持が参拝した,奈良時代の「気多神宮(けたのかむみや)」のようすを知る遺跡としても注目されています。
寺家遺跡を調べることは,「なぜ能登一ノ宮は羽咋にあるのか?」という,羽咋の歴史の根幹部分を探ることにつながっています。

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羽咋市歴史民俗資料館

1983(昭和58)年に開館した、郷土資料館タイプの博物館です。羽咋市の歴史と文化を伝える資料(考古資料、歴史資料、民具資料など)を収集し、保存、調査研究、展示公開しています。1階の民具展示室では、羽咋の昔の暮らしの道具(民具資料)を解説しています。2階の歴史展示室では、国指定史跡吉崎次場遺跡と寺家遺跡を中心に、遺跡からの貴重な出土品を展示しているほか、古文書史料などの歴史資料も展示しています。勾玉づくりや火起こし体験などの古代体験講座やイベントも開催しています。気軽に立ち寄り、羽咋の歴史に触れてみてください。

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