所蔵 羽咋市歴史民俗資料館

寺家遺跡大型焼土遺構

公開状況
一部展示
時代
8世紀後半
形態・種別
考古資料
地域
石川県羽咋市

古代気多神社とその祭祀に関わる寺家遺跡では,どのような祭祀が行われていたのでしょうか。
遺跡からは,8世紀後半の非常に大規模な火を焚いた痕跡「大型焼土遺構」が見つかっています。強く火を受けて真っ赤に焼けた一面の粘土面で,全国にも例のない非常に特殊な遺構です。奈良時代の気多神社で,大きな火を焚いて神を迎え,祈りを捧げたのではないかとの説がありますが,詳細はよくわかっていません。
火は神秘的な力を持つものとして古くから信仰されてきました。現在も祭礼には,灯明・松明・かがり火など,火は欠かすことができません。寺家遺跡でこの遺構のナゾを伝えるため,展示室に,等身大写真を展示して公開しています。

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羽咋市歴史民俗資料館

1983(昭和58)年に開館した、郷土資料館タイプの博物館です。羽咋市の歴史と文化を伝える資料(考古資料、歴史資料、民具資料など)を収集し、保存、調査研究、展示公開しています。1階の民具展示室では、羽咋の昔の暮らしの道具(民具資料)を解説しています。2階の歴史展示室では、国指定史跡吉崎次場遺跡と寺家遺跡を中心に、遺跡からの貴重な出土品を展示しているほか、古文書史料などの歴史資料も展示しています。勾玉づくりや火起こし体験などの古代体験講座やイベントも開催しています。気軽に立ち寄り、羽咋の歴史に触れてみてください。

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