所蔵 羽咋市歴史民俗資料館
寺家遺跡出土 メノウ勾玉
- 公開状況
- 展示中
- 時代
- 9世紀
- 形態・種別
- 考古資料
- 地域
- 石川県羽咋市
勾玉の一番の特徴はその独特の形状です。穴の開いた玉の部分からコの字状に延びる突起部分に,悪いものを近づけない「僻邪」の祈りが込められており,神に捧げる神まつりの道具のひとつです。
寺家遺跡からは,3点の勾玉が出土しています。石材は瑪瑙製が2点と滑石製が1点あり,これらは平安時代の9世紀代の土器や銅鏡などと共に見つかっており,古代の神社で神を祀るため使用された道具のひとつと考えられます。
鏡・剣・勾玉は「三種の神器」とも言われるように,神まつりには欠かせない道具です。古代の人々がどのように神を祀り,祈りを捧げていたのか,寺家遺跡を調べることで,その一端が明らかになっていきます。
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1983(昭和58)年に開館した、郷土資料館タイプの博物館です。羽咋市の歴史と文化を伝える資料(考古資料、歴史資料、民具資料など)を収集し、保存、調査研究、展示公開しています。1階の民具展示室では、羽咋の昔の暮らしの道具(民具資料)を解説しています。2階の歴史展示室では、国指定史跡吉崎次場遺跡と寺家遺跡を中心に、遺跡からの貴重な出土品を展示しているほか、古文書史料などの歴史資料も展示しています。勾玉づくりや火起こし体験などの古代体験講座やイベントも開催しています。気軽に立ち寄り、羽咋の歴史に触れてみてください。
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