所蔵 羽咋市歴史民俗資料館
朝日山出土板碑(羽咋市指定文化財)
- 公開状況
- 展示中
- 時代
- 弘安2年(1279年)
- 形態・種別
- 考古資料
- 地域
- 石川県羽咋市
羽咋市福水町の朝日山で発見された板碑です。1979(昭和54)年の送電線鉄塔工事による発掘調査で出土しました。
板碑とは,石造りの卒塔婆や供養塔の一種で,五輪塔などとともに中世の仏教信仰を特徴づける石造物資料です。
この板碑は,自然石の平坦面を利用して,中央に梵字が彫られています。これは「種子」といって,この一文字で金剛界大日如来のすがたを示す「バン」の文字が彫られています。この板碑には製作年が彫られており,鎌倉時代の蒙古襲来のころ,1279(弘安2)年に造られたことがわかります。これは,紀年銘を有する北陸地方の最古の板碑であり,大変貴重な資料です。
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1983(昭和58)年に開館した、郷土資料館タイプの博物館です。羽咋市の歴史と文化を伝える資料(考古資料、歴史資料、民具資料など)を収集し、保存、調査研究、展示公開しています。1階の民具展示室では、羽咋の昔の暮らしの道具(民具資料)を解説しています。2階の歴史展示室では、国指定史跡吉崎次場遺跡と寺家遺跡を中心に、遺跡からの貴重な出土品を展示しているほか、古文書史料などの歴史資料も展示しています。勾玉づくりや火起こし体験などの古代体験講座やイベントも開催しています。気軽に立ち寄り、羽咋の歴史に触れてみてください。
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