所蔵 羽咋市歴史民俗資料館

唐箕(とうみ)

公開状況
展示中
時代
昭和期まで
形態・種別
民俗資料
地域
石川県羽咋市

「唐箕(とうみ)」は,収穫・脱穀した米と籾殻やゴミを仕分ける道具です。ハンドルを回して内部の羽根で風を起こし,比重の重い玄米を手前の排出口から落とし,軽い籾殻やゴミは吹き出し口から外へ吹き飛ばして選別を行います。
この唐箕は「大正9年製」と製造年が書かれており,約100年前の資料です。唐箕の歴史は古く,江戸時代中期には使用されていたことが分かっています。当館では,明治・大正・昭和期の唐箕を収蔵しています。江戸時代以来の風力による原理は変わりませんが,時代が進むにつれて小型化・省力化の工夫が見られ,作業を効率化する技術開発と進化の歴史を見ることができる,非常に面白い資料です。

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羽咋市歴史民俗資料館

1983(昭和58)年に開館した、郷土資料館タイプの博物館です。羽咋市の歴史と文化を伝える資料(考古資料、歴史資料、民具資料など)を収集し、保存、調査研究、展示公開しています。1階の民具展示室では、羽咋の昔の暮らしの道具(民具資料)を解説しています。2階の歴史展示室では、国指定史跡吉崎次場遺跡と寺家遺跡を中心に、遺跡からの貴重な出土品を展示しているほか、古文書史料などの歴史資料も展示しています。勾玉づくりや火起こし体験などの古代体験講座やイベントも開催しています。気軽に立ち寄り、羽咋の歴史に触れてみてください。

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