所蔵 羽咋市歴史民俗資料館
菅池の箕づくりの道具
- 公開状況
- 展示中
- 時代
- 昭和期
- 形態・種別
- 民俗資料
- 地域
- 石川県羽咋市
「箕(み)」は,農作業には欠かせない,古くから使われてきた道具です。米などの穀物を運搬するほかに,煽って風を起こして,ふるいにかけたりするのにも使います。箕は,全国各地で生産されていましたが,農業の機械化やプラスチック製品の普及により,現在では,生産地は極めて少なくなっています。
羽咋市の菅池町では,中山間地域の「山の手しごと」として,箕づくりが行われてきました。江戸時代中期の古文書にも,農作業以外の生産品となっていたことが記されています。
最盛期の明治から大正期には,年間で5万枚も生産し,おもに北海道へ出荷し,広く流通していました。
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1983(昭和58)年に開館した、郷土資料館タイプの博物館です。羽咋市の歴史と文化を伝える資料(考古資料、歴史資料、民具資料など)を収集し、保存、調査研究、展示公開しています。1階の民具展示室では、羽咋の昔の暮らしの道具(民具資料)を解説しています。2階の歴史展示室では、国指定史跡吉崎次場遺跡と寺家遺跡を中心に、遺跡からの貴重な出土品を展示しているほか、古文書史料などの歴史資料も展示しています。勾玉づくりや火起こし体験などの古代体験講座やイベントも開催しています。気軽に立ち寄り、羽咋の歴史に触れてみてください。
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