所蔵 羽咋市歴史民俗資料館
羽咋の獅子舞文化 「深江町の天狗面」
- 公開状況
- 常設展示なし
- 時代
- 江戸後期
- 形態・種別
- 民俗資料
- 地域
- 石川県羽咋市
羽咋の獅子舞は,獅子と天狗が,お囃子に合わせて一緒に舞うのが特徴です。天狗は,獅子を挑発したり,あやしたりする所作を舞い,獅子もそれに応えて踊ります。天狗の装束も独特で,黒い烏帽子を被り,赤い鼻高面を着け,タスキ掛けで狩衣装束を着用します。深江町に残る古い天狗面は,紀年銘はありませんが,江戸時代後期の作とみられる古い資料です。深江町では,この面の表情が,現在でも受け継がれて制作されています。
天狗は,祭礼で神輿渡御の行列の先頭を歩くことから,道案内の神の「猿田彦」と考えられています。能登には仮面芸能が多く伝承されていますが,この獅子舞の天狗面もその一つといえるでしょう。
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1983(昭和58)年に開館した、郷土資料館タイプの博物館です。羽咋市の歴史と文化を伝える資料(考古資料、歴史資料、民具資料など)を収集し、保存、調査研究、展示公開しています。1階の民具展示室では、羽咋の昔の暮らしの道具(民具資料)を解説しています。2階の歴史展示室では、国指定史跡吉崎次場遺跡と寺家遺跡を中心に、遺跡からの貴重な出土品を展示しているほか、古文書史料などの歴史資料も展示しています。勾玉づくりや火起こし体験などの古代体験講座やイベントも開催しています。気軽に立ち寄り、羽咋の歴史に触れてみてください。
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