所蔵 金沢大学資料館
第四高等学校物理実験機器 化学天秤 420-01-002-1
- 公開状況
- 常設展示なし
- 時代
- 購入 : 1881(明治14)年~1887(明治20)年
- 形態・種別
- 機器
- 地域
- 製造地 : ドイツ,ベルリン
第四高等学校で使用されていた教育実験用機器の一つです。本資料は,ドイツ・ベルリンのJ.F.Luhme&Co.が製造した化学天秤で,各種実験に汎用的に使われていたものと考えられます。基準のおもりとして,50~1gの分銅と,500~1mgのアルミ片が付属します。そもそも化学天秤は,化学や物理の実験に欠かせないものであり,1800年代半ばにはすでに高感度のものが完成していたことが知られています。なお,本資料は,第四高等学校の前身である石川県専門学校(1881(明治14)年~1888(明治21)年)で購入されたもので,四高を経て金沢大学に受け継がれ,現在に至っています。
本サイトに掲載しているテキスト・画像などのコンテンツ全般について、無断でのダウンロードやスクリーンショット、転用、転載等は禁止しています。

金沢城からの大学キャンパス移転に際して、前身校から伝わる貴重な資料を長く保存・利用するため、1989(平成元)年に設置されました。
美しい形状の物理実験機器や、100年前のキノコの姿を今も観察できるキノコムラージュ標本などかつての教材が、現代では見て楽しい博物資料となって当館に収蔵されています。
100年前の医学生の勤勉ぶりがわかる時間割表などの文書資料、キャンパス内で発掘された考古資料も数多く保管しています。
〒920-1192 金沢市角間町 Googleマップ
TEL 076-264-5215 E-mail museum@adm.kanazawa-u.ac.jp

