所蔵 金沢大学資料館
第四高等学校物理実験機器 ブンゼン氏分光計
- 公開状況
- 常設展示なし
- 時代
- 購入 : 1912(大正元)年又は1913(大正2)年7月1日
- 形態・種別
- 機器
- 地域
- 製造地 : ドイツ,ケムニッツ
第四高等学校で使用されていた教育実験用機器の一つです。本資料は,ドイツ・ケムニッツの理化学器械メーカーMAX KOHLが製造した「ブンゼン氏分光計」で,「光学」に関する教育に使用されていました。ドイツの化学者であるロベルト・ヴィルヘルム・ブンゼン(Robert Wilhelm Bunsen)(1811-1899)の発明した分光器で,1/6°まで読み取り可能な目盛板が設置されています。プリズム台には数個のプリズムを置くことが可能で,目盛は副尺を用いて拡大鏡を通して読みます。同型のものが教育品製造会社のカタログに掲載されており,当時の価格は630円と非常に高価なものであったことが分かります。これを,第四高等学校では495円で購入したようです。
本サイトに掲載しているテキスト・画像などのコンテンツ全般について、無断でのダウンロードやスクリーンショット、転用、転載等は禁止しています。

金沢城からの大学キャンパス移転に際して、前身校から伝わる貴重な資料を長く保存・利用するため、1989(平成元)年に設置されました。
美しい形状の物理実験機器や、100年前のキノコの姿を今も観察できるキノコムラージュ標本などかつての教材が、現代では見て楽しい博物資料となって当館に収蔵されています。
100年前の医学生の勤勉ぶりがわかる時間割表などの文書資料、キャンパス内で発掘された考古資料も数多く保管しています。
〒920-1192 金沢市角間町 Googleマップ
TEL 076-264-5215 E-mail museum@adm.kanazawa-u.ac.jp

