所蔵 のと⾥⼭⾥海ミュージアム
七尾の莚(建莚)
- 公開状況
- 展示中
- 時代
- 不明
- 形態・種別
- 民俗資料
- 地域
- 七尾市
文政の頃(1818~1830年)、松前交易を営む七尾大手町の上村屋金右衛門らが松前の需要品であった八貫莚に目をつけ、見本を持ち帰り、八幡村の恒右衛門と七之助に相談し、莚の生産を村々で奨励したのが始まりとされます。莚をはじめとする稲藁製品は農村部で加工され、町人が北海道へ売り出して七尾港の主要な移出品となりました。稲藁製品の製造は、農閑期の副業として農家の家計を助けましたが、1960~65年(昭和30年代後半)から需要が減ってゆきました。
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海と山が接する豊かな能登の自然、自然と共に暮らしてきた能登の人々の営みは、2011年(平成23)に世界農業遺産に認定されました。当館は、718年(養老2)に能登国が立国し、1300年後の節目にあたる2018年(平成30)10月に開館しました。能登半島の魅力を発信するとともに、かつて能登国の中心にあった七尾の自然・歴史・文化を紹介しています。
触れられる展示物やクイズ形式の解説、タッチパネル検索など、年齢問わず見て・ふれて・楽しみながら学べる展示のほか、2面の大型スクリーンで能登・七尾の美しい四季や迫力ある祭りの映像をご覧いただける「里山里海シアター」があります。また、屋外の展望台は隣接する国史跡「能登国分寺跡」を一望できるビュースポットです。
〒926-0821 石川県七尾市国分町イ部1番地 能登歴史公園(国分寺地区)内 Googleマップ
TEL 0767-57-5100

