所蔵 金沢大学資料館
キノコ・ムラージュ標本 コベニタケ
- 公開状況
- 展示中
- 時代
- 1915(大正4)年頃
- 形態・種別
- 標本
- 地域
第四高等学校において,当時の教授の市村塘によって導入されたと推定されているキノコ・ムラージュ標本の一つです。本資料は,「コベニタケ」(ハラタケ目ベニタケ科ベニタケ属コベニタケ)のムラージュ標本です。ムラージュとは鋳型を用いた蝋模型のことで,主に皮膚病の形態を表す医療教育用標本として作製されました。キノコ・ムラージュ標本はその技術をキノコに応用したもので,植物学または博物学の教育用標本として作製されました。作製者は,山越工作所と考えられます。
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金沢城からの大学キャンパス移転に際して、前身校から伝わる貴重な資料を長く保存・利用するため、1989(平成元)年に設置されました。
美しい形状の物理実験機器や、100年前のキノコの姿を今も観察できるキノコムラージュ標本などかつての教材が、現代では見て楽しい博物資料となって当館に収蔵されています。
100年前の医学生の勤勉ぶりがわかる時間割表などの文書資料、キャンパス内で発掘された考古資料も数多く保管しています。
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