所蔵 野々市市ふるさと歴史館・野々市デジタル資料館

喜多家住宅

公開状況
展示中
時代
1818~1843(文政~天保期)頃
形態・種別
その他
地域
石川県野々市市

喜多家は元は越前武士で,1686(貞享3)に野々市に移住して油の製造販売業を始め,明治からは酒造業に変わり,1975(昭和50)年頃まで営んでいました。
喜多家の建物は,1891(明治24)年の野々市大火で一部を残してすべて焼失し,現在の建物は金沢市材木町の主屋を移築したものです。
主屋は江戸時代後期の文政~天保期(1818~1843年)頃に建てられたものとされています。表構えは,2階に太い格子がはいり,両側に袖壁が付き,1階はきわめて細い加賀格子をいれ,庇先にはサガリが取り付く加賀地域に残る最も古い町家形式の建物です。金沢に深く根をおろした茶の文化に裏付けされた風雅な趣をもつ金沢町家の最高の家として評価され,1971(昭和46)年に重要文化財に指定されました.
また,主屋の北側にある酒造や作業場などの酒造施設は,明治時代の酒造業の原型をよく残しているため,2019(令和元)年に重要文化財に追加指定されました。
現在は主屋を一般公開しています。建物の詳細は野々市デジタル資料館をご覧ください。

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野々市市ふるさと歴史館は、1992(平成4)年4月に、文化財の展示と整理・収蔵・調査機能を合わせもつ施設として開館しました。国史跡御経塚遺跡に隣接しており、重要文化財に指定されている御経塚遺跡で出土した縄文土器や土偶、石製品等約800点が公開されています。このほか野々市市内の発掘調査で見つかった弥生時代から近世までの出土品などを展示しています。野々市デジタル資料館は平成25年度に開設したデジタルミュージアムで、野々市市に所在する国指定・市指定文化財などを紹介しています。

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