所蔵 石川県立自然史資料館

ヤシの木の化石

公開状況
常設展示なし
時代
医王山層
形態・種別
標本
地域
石川県金沢市

当該標本は,1952(昭和27)年に金沢市を流れる犀川にかかる桜橋の下で発見されました。ヤシ類の幹の化石(Palmoxlon)です。犀川の上・中流域に分布する医王山層(約1800〜1600万年前に形成された地層)からは,珪化木と呼ばれる二酸化珪素(鉱物的には石英)に置き換わった木の化石が数多く産出しており,当該標本も同層から産出したと考えられます。当該標本は「かつて金沢市一帯は,ヤシが生える熱帯気候であった」ことを示す資料です。

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石川県立自然史<br class="sponly">資料館

2006(平成18)年にオープンした自然史系の総合資料館です。石川県の自然(動植物、岩石・化石など)に関する標本資料を集めて保管し、それらの調査研究を行っています。これらの成果を、常設展や企画展・特別展などで公開し、県民の皆様に様々な情報を発信しています。また、第四高等学校で使用された物理実験機器も保管しており、その一部を展示しています。教育普及活動にも力を入れており、標本作製教室や自然観察会・講演会などのイベントを実施し、ふるさと石川の自然に親しみ触れる多様な機会を提供しています。

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