所蔵 金沢大学資料館
第四高等学校物理実験機器 ステレオスコープ
- 公開状況
- 常設展示なし
- 時代
- 購入 : 1903(明治36)年
- 形態・種別
- 機器
- 地域
第四高等学校で使用されていた教育実験用機器の一つです。本資料は,ステレオスコープ(実体鏡)で,「光学」に関する教育に使用されていました。立体鏡であり,立体図を枠に入れて,レンズを通して観察すると,立体感を持った図に見えます。立体図は左眼で見た像と右眼で見た像の写真が組となったものです。「第五回内国勧業博覧会 褒状 TOKYO JAPAN KATSUAGAKWAN」の刻印があることから,勧業博覧会で配られた物とみられます。1913(大正2)年の教育品製造会社の物理学器械目録にも載っており,当時のカタログ価格は350円だったようです。
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金沢城からの大学キャンパス移転に際して、前身校から伝わる貴重な資料を長く保存・利用するため、1989(平成元)年に設置されました。
美しい形状の物理実験機器や、100年前のキノコの姿を今も観察できるキノコムラージュ標本などかつての教材が、現代では見て楽しい博物資料となって当館に収蔵されています。
100年前の医学生の勤勉ぶりがわかる時間割表などの文書資料、キャンパス内で発掘された考古資料も数多く保管しています。
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