所蔵 羽咋市歴史民俗資料館
羽咋の獅子舞文化 「千代町のドラ獅子」
- 公開状況
- 常設展示なし
- 時代
- 文久元年(1861年)
- 形態・種別
- 民俗資料
- 地域
- 石川県羽咋市
羽咋市内では,集落ごとに獅子舞が伝承され,それぞれの神社の祭礼で獅子舞が行われています。千代町が所有する「ドラ獅子」と呼ばれる獅子頭は,市内最古の紀年銘資料です。1861(文久元)年に藤堂北運という彫師によって制作されたことがわかり,獅子舞の歴史は,少なくとも江戸末期までさかのぼると考えられます。
藤堂北運がどのような人物であったかは,よくわかっていません。しかし,精巧で美しく,力強い迫力ある造形であり,優れた彫刻技術を持っていたことがわかります。羽咋の獅子舞文化の歴史を知る貴重な資料ですが,当時の村びとたちの芸能や娯楽,祭礼文化の歴史を知るうえでも欠かせない絶好の資料です。
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1983(昭和58)年に開館した、郷土資料館タイプの博物館です。羽咋市の歴史と文化を伝える資料(考古資料、歴史資料、民具資料など)を収集し、保存、調査研究、展示公開しています。1階の民具展示室では、羽咋の昔の暮らしの道具(民具資料)を解説しています。2階の歴史展示室では、国指定史跡吉崎次場遺跡と寺家遺跡を中心に、遺跡からの貴重な出土品を展示しているほか、古文書史料などの歴史資料も展示しています。勾玉づくりや火起こし体験などの古代体験講座やイベントも開催しています。気軽に立ち寄り、羽咋の歴史に触れてみてください。
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