所蔵 宝達志⽔町埋蔵⽂化財センター
岡部家住宅
- 公開状況
- 展示中
- 時代
- 江戸時代中期
- 形態・種別
- 民俗資料
- 地域
- 宝達志水町
岡部家住宅は、加賀藩十村役を務めた岡部家の屋敷です。岡部家は、源平の争乱で活躍した岡部六弥太忠澄の子孫と称し、代々羽咋郡荻谷村に住したと伝えています。江戸時代中期に加賀藩十村役を務めて以降、幕末に至るまで代々十村役を務めました。
岡部家住宅の主屋は元文元年(1736)の建築で、入母屋造・茅葺・下屋庇瓦葺の建物です。茅葺屋根は内側から麻柄・麦藁・稲藁・茅の順に葺かれた規模の大きさのもので、岡部家住宅の象徴となっています。座敷部は嘉永6年(1853)の加賀藩主前田斉泰の能登巡見時に改装されたと考えられ、身分に使い分けられた三つの玄関にその名残りが見られます。現在の岡部家住宅は、おおむね藩主を迎えた頃の様相を留めており、加賀藩農政を支えた十村役の屋敷として、その面影が偲ばれます。
昭和47年1月25日には石川県の有形文化財に指定されています。
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宝達志水町埋蔵文化財センターは、町内出土の埋蔵文化財の保存管理、調査研究、展示公開施設として平成29年11月1日に開館しました。平成31年度に改修工事を実施し、令和2年6月から展示室を一般公開しています。1階は、町内指定文化財の写真パネルを展示しています。2階は、展示室1に縄文時代から戦国時代の町内遺跡の出土品を展示、展示室2は、地元の考古学研究者が保管していた資料、嵯峨井コレクションを展示しています。お近くまでお越しの際はぜひお立ち寄りください。
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