所蔵 宝達志⽔町埋蔵⽂化財センター

御舘館跡

公開状況
展示中
時代
14世紀後半~16世紀
形態・種別
考古資料
地域
宝達志水町

 御舘館跡は、宝達志水町御舘に所在する、戦国期の館跡です。御舘館跡は、一辺約80mの主郭を中心に、北側副郭、東側副郭の三つの郭で構成されており、それぞれの郭が堀と土塁によって区画されています。その範囲は、東西約300m、南北約200mと広大で、堀や土塁が極めて良好な状態で残されています。主郭には、上幅約6.5~12m、下幅約2.7~7.5m、深さ約3~5.5mの大規模な二重の堀が巡り、堀の間には幅約8.5m、高さ約2.5mの土塁が遺存し、堅固な構えがうかがえます。
 築造時期は不明ですが、土師器、陶磁器、鉄砲玉などの出土から、14世紀後半~15世紀前半と16世紀後半の2つの時期に活動の痕跡が確認できます。また、発掘調査の成果から、16世紀後半に堀や土塁の大規模な改修があったことが分かっています。
 平成18年4月7日に石川県史跡に指定されています。

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宝達志水町埋蔵文化財センター

宝達志水町埋蔵文化財センターは、町内出土の埋蔵文化財の保存管理、調査研究、展示公開施設として平成29年11月1日に開館しました。平成31年度に改修工事を実施し、令和2年6月から展示室を一般公開しています。1階は、町内指定文化財の写真パネルを展示しています。2階は、展示室1に縄文時代から戦国時代の町内遺跡の出土品を展示、展示室2は、地元の考古学研究者が保管していた資料、嵯峨井コレクションを展示しています。お近くまでお越しの際はぜひお立ち寄りください。

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