所蔵 宝達志⽔町埋蔵⽂化財センター
末森城跡出土の鉄砲玉
- 公開状況
- 展示中
- 時代
- 16世紀後半
- 形態・種別
- 考古資料
- 地域
- 宝達志水町
末森城跡は、宝達志水町のほぼ中央にある末森山(標高138.8m)に所在するのと屈指の山城跡で、能登と加賀・越中を結ぶ要衝に位置しています。
確かな築城年代は不明ですが、発掘調査により土師器や陶磁器、砥石、碁石、鉄砲玉、鉄釘、銅銭などが出土しており、おおむね15世紀後半から16世紀に活動していた痕跡が確認できます。
末森城跡からは、鉄砲玉が3点発見されています。直径は約1cm、重さは約5~6gで、鉛製1点、銅製2点です。末森城跡は、天正12年9月に前田利家と佐々成政が激突した末守城の戦いの舞台となっています。発見された鉄砲玉は、末森城で鉄砲を使用した戦いが行われていたことを示す貴重な資料です。
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宝達志水町埋蔵文化財センターは、町内出土の埋蔵文化財の保存管理、調査研究、展示公開施設として平成29年11月1日に開館しました。平成31年度に改修工事を実施し、令和2年6月から展示室を一般公開しています。1階は、町内指定文化財の写真パネルを展示しています。2階は、展示室1に縄文時代から戦国時代の町内遺跡の出土品を展示、展示室2は、地元の考古学研究者が保管していた資料、嵯峨井コレクションを展示しています。お近くまでお越しの際はぜひお立ち寄りください。
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