所蔵 石川県西田幾多郎記念哲学館
「人は人吾は吾なりとにかくに吾行く道を吾は行くなり」
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西田幾多郎は生涯で約二百首の短歌を詠んでいます。この短歌は,1934(昭和9)年元旦に詠んだ自作の短歌です。当時京都大学を停年退職していた幾多郎は,精力的に著作を執筆していました。ところが,世の中には新しい学問の流行が訪れ,田辺元による幾多郎の哲学への批判も展開されていました。この短歌では,自分の哲学が「真に理解」されていないと感じ,淋しさも感じながら,ひとり思索の道を淡々と歩む心境が詠まれています。
京都「哲学の道」法然院前に,この短歌が刻まれた石碑があります。
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