所蔵 石川県西田幾多郎記念哲学館
ゴム人形
- 公開状況
- 展示中
- 時代
- 1941(昭和16)年~1942(昭和17)年頃
- 形態・種別
- 美術工芸
- 地域
- 不明
1941(昭和16)年10月,71歳の時,西田幾多郎は関節リウマチにかかって手足が動かなくなり,約10ヶ月間,入院も含めた療養生活を送っています。論文執筆を自らの使命と考える幾多郎にとって,指を動かせず字を書けないことは非常な苦痛でした。
このゴム人形は,幾多郎が療養中にリハビリのために使用していたものです。握る・離すを繰り返して手の動きの回復に努め,再び字を書くことができるようになりました。
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