所蔵 野々市市ふるさと歴史館・野々市デジタル資料館

末松廃寺跡

公開状況
展示中
時代
白鳳時代
形態・種別
考古資料
地域
石川県野々市市

末松廃寺跡は1939(昭和14)年の国史跡に指定された白鳳時代に建立されたとされる北陸最古級の寺院です。
1966(昭和41)年から翌年にかけて行われた発掘調査では,金堂を西,塔を東に並立させた,法起寺式の伽藍配置の寺院であったことが判明しました。
1968(昭和43)年から3年をかけて遺構の一部を復元する整備事業が行なわれ,現在は史跡公園として親しまれています。特に塔の遺構表示には実物の塔心礎石が設置されています。
2014(平成26)年から史跡公園の再整備に伴う発掘調査を実施しており,2018(平成30)年には瓦塔(塔を模した焼物)の一部である『女子像が線刻された土製品』が発見されました。瓦塔に高貴な女性の絵を描いた例は他になく,全国初の出土例です。また2022(令和4)年の調査では,金堂建立の際に用いられた礫を密に敷き詰める地盤改良のための掘込地業の工法が,他に例のない特徴的なものであることが明らかになりました。

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野々市市ふるさと歴史館は、1992(平成4)年4月に、文化財の展示と整理・収蔵・調査機能を合わせもつ施設として開館しました。国史跡御経塚遺跡に隣接しており、重要文化財に指定されている御経塚遺跡で出土した縄文土器や土偶、石製品等約800点が公開されています。このほか野々市市内の発掘調査で見つかった弥生時代から近世までの出土品などを展示しています。野々市デジタル資料館は平成25年度に開設したデジタルミュージアムで、野々市市に所在する国指定・市指定文化財などを紹介しています。

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