所蔵 野々市市ふるさと歴史館・野々市デジタル資料館

旧魚住家住宅

公開状況
展示中
時代
1854~1859(安政年間)
形態・種別
その他
地域
石川県白山市に建設,野々市市に移築

旧魚住家住宅は,もと石川郡村井村(現白山市)の安政[あんせい]年間(1854~1859年)に建てられた農村の商家でした。1900(明治33)年魚住家はこの建物を買い求め,自宅として野々市村西通[にしどおり](現本町4丁目)へ移築しました。野々市の魚住家は北国街道の表通りに面して建ち,コンカニシンや野菜や肥料を売る雑貨店兼住宅として1973(昭和48)年まで使っていました。
農村にある商家として建てられた家であるため,表玄関を入ると店ノ間と呼ぶ商品を売るスペースがありますが,奥のオエから後の部分は農家の間取りになっています。表構えは細かな格子をはめた平入りの町家で,その上部には三角形の切妻の破風が見えます。このような町家風の農家は,金沢近郊の農村部の街道筋によくみられ,農業と商業を兼ねた生業が家屋の構造に表れています。
建物内の店ノ間とオエは屋根裏まで吹き抜けとなり,大きな梁組を見ることができます。本座敷と控ノ間は公的な部屋で,居間と隠居ノ間は家族の私的な部屋でした。
その後,数度の移築を経て現在は「郷土資料館NoNo」として家屋を公開しています。

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野々市市ふるさと歴史館は、1992(平成4)年4月に、文化財の展示と整理・収蔵・調査機能を合わせもつ施設として開館しました。国史跡御経塚遺跡に隣接しており、重要文化財に指定されている御経塚遺跡で出土した縄文土器や土偶、石製品等約800点が公開されています。このほか野々市市内の発掘調査で見つかった弥生時代から近世までの出土品などを展示しています。野々市デジタル資料館は平成25年度に開設したデジタルミュージアムで、野々市市に所在する国指定・市指定文化財などを紹介しています。

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