所蔵 野々市市ふるさと歴史館・野々市デジタル資料館

富樫館跡

公開状況
展示中
時代
1335(建武2)年頃
形態・種別
考古資料
地域
石川県野々市市

1335(建武2)年一族で初めて加賀国の守護となった富樫高家の館で,政務を司った守護所でもありました。
館は防御の土居が描かれた江戸時代の絵図や,付近の「ジョウカク[城郭]」・「ナガドイ[長土居]」などの字名から,住吉町地内にあると想定されていましたが,明治の耕地整理で位置が分からなくなっていました。
1994(平成6)年の発掘調査で館の堀の一部が確認され,館の位置が特定されました。堀は,幅6~7m,深さ2.5mのV字形に掘られ,中から14~16世紀に使用した陶磁器や鏡が出土しました。館全体の大きさは絵図から100~120m四方はあったと推定されています。
この館を中心に,周辺には重臣の屋敷,庶民による「野市」の町が形成されて大いに賑わっていたものと思われます。
現在は堀が見つかった個所が市指定史跡として保存されています。また野々市市ふるさと歴史館や郷土資料館NoNoで富樫氏について展示しています。

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野々市市ふるさと歴史館は、1992(平成4)年4月に、文化財の展示と整理・収蔵・調査機能を合わせもつ施設として開館しました。国史跡御経塚遺跡に隣接しており、重要文化財に指定されている御経塚遺跡で出土した縄文土器や土偶、石製品等約800点が公開されています。このほか野々市市内の発掘調査で見つかった弥生時代から近世までの出土品などを展示しています。野々市デジタル資料館は平成25年度に開設したデジタルミュージアムで、野々市市に所在する国指定・市指定文化財などを紹介しています。

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