所蔵 羽咋市歴史民俗資料館
邑知潟の漁労具
- 公開状況
- 展示中
- 時代
- 昭和初期まで
- 形態・種別
- 民俗資料
- 地域
- 石川県羽咋市
羽咋市の中央部には「邑知潟」という潟湖(ラグーン)があります。戦後の干拓工事により大規模に農地化され,潟の内水面は大きく減少しましたが,かつては能登最大の潟湖でした。邑知潟では,昭和期まで投網,刺し網,はえ縄,タモなどによる漁が行われており,フナ・コイ・モロコ・カワエビ・ウナギ・ボラ・シジミ貝などを採っていました。これらの漁労具は,邑知潟の多彩な漁労文化があったこと伝えています。
現在では,潟漁師も減り,投網による冬季の寒ブナ漁のみが行われていますが,冬のフナを刺身で食べる「潟の食文化」は,いまでも味わうことができます。
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1983(昭和58)年に開館した、郷土資料館タイプの博物館です。羽咋市の歴史と文化を伝える資料(考古資料、歴史資料、民具資料など)を収集し、保存、調査研究、展示公開しています。1階の民具展示室では、羽咋の昔の暮らしの道具(民具資料)を解説しています。2階の歴史展示室では、国指定史跡吉崎次場遺跡と寺家遺跡を中心に、遺跡からの貴重な出土品を展示しているほか、古文書史料などの歴史資料も展示しています。勾玉づくりや火起こし体験などの古代体験講座やイベントも開催しています。気軽に立ち寄り、羽咋の歴史に触れてみてください。
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